ソボク

ソボク効能・効果

名前
蘇木(そぼく)、蘇方木(すほうぼく)、蘇芳(すおう)など
英語
Sappanwood
ラテン名
Sappan Lignum
学名
Caesalpinia sappan Linné
使用部位
心材
成分
ブラジリン、精油(フェランドレン、オシメン)など

蘇木の特徴
基原の植物はスオウとも呼ばれ、古くから赤色の染料として使われてきました。紫がかった赤色は蘇芳色(すおういろ)と呼ばれ、高貴な色とされていました。
東洋医学の効能
外傷の[瘀血]を除く
外傷の[瘀血]を除き、痛みや腫れを治すことに優れています。外傷、打撲傷、皮膚化膿症などに使用されます。外用としても使われます。胸腹部の痛みにも効果的です。
婦人科系の不調に
[瘀血]による月経痛、無月経などに使われます。
適応症
婦人科系の不調による腹痛、月経閉止、産後の[瘀血]による腹部の張りと痛み、喘息、下痢、破傷風、化膿性の腫れもの、打撲充血による痛みなど
注意事項
妊娠中は使用しない
蘇木の使い方ブレンド例
[血熱]を除き、炎症を鎮めます。また、便通を良くします。
蘇木+大黄
打撲による[瘀血]や、[瘀血]による婦人科系の不調を治します。
蘇木+当帰
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
通導散
理血剤

前の記事

オウバク

次の記事

高麗人参