クチナシ

クチナシ効能・効果・花言葉

クチナシ全般の花言葉
「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」

科・属名: アカネ科クチナシ属
学名: Gardenia jasminoides
和名: 梔子(クチナシ)
別名: ガーデニア
英名: Cape jasmine, Gardenia, Common gardenia
原産地: 日本、中国、台湾、インドシナの温帯、亜熱帯

効用:消炎.鎮静.止血.利胆.打撲
そろそろおせち料理の準備が気になってきていることと思います。
子供たちが大好きな栗きんとんの色付けに、年末が近づくと
買って帰られるのがクチナシの実です。
本州(静岡以西)、四国、九州の暖地の南斜面に自生し、暖かい地では
観賞用としても庭で栽培している人もいるかもしれませんね。
このクチナシの名前は、クチナシの果実が開裂しないので、
クチナシ(口なし)から名付けられたといいます。
調整法
完熟した果実を、11月ころに霜が下りた後で採取し、
風通しのよいところで陰干しします。クチナシの果実の乾燥したものを、
生薬で山梔子(サンシシ)といいます。
未熟の果実は色素含量が少なく、薬用には適しません。
クチナシの実は、古くから消炎、鎮静、止血薬として黄疸、肝炎、血便
血尿、不安、不眠、吐血に用いられていました。
煎剤として使用する場合
1回2~3gを200ccの水を加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものを
こして、食前に飲みます。
※胃の弱い人が多量に用いると胃の働きを弱めるので
用量には注意が必要です。
シップ
クチナシの実5~6個を粉末にして少量のうどん粉、卵白、おろし生姜と
よく練り合わせたり、黄柏末(キハダの木の皮)と酢でよく練り合わせた
ものを和紙にのばして、打ち身やくじいた患部に貼り、乾いたら
取り替えます。
消炎効果があり痛みが和らぎます。昔のシップ薬です。

次の記事

コウブシ